ハト時計という名前の掛け時計は・・・・ないのです。

DIARY

ちょうどの時刻(正時)になると、三角屋根の家の窓が開いて、小さなハトが飛び出してくる。飛び出す時間があまりにも短いために、回数を数える暇もなく、ハトは扉の中へ姿を消してしまう。あらためて文字盤で「三時だ」「六時だ」と確認してしまう。

 

実は、飛び出してくる鳥は、「ハト」ではなく「カッコウ」なのです。

メーカーのカタログにも「カッコウクロック」と書いてあります。

 

日本には昭和の初期にヨーロッパから「カッコウ時計」として入ってきたことは間違いがないようです。 もともとはドイツやチェコで、モミの森で鳴くカッコウの姿をデザインに採用した掛け時計でした。

なぜ、カッコウがハトに替わったのか・・・・・

今となっては、はっきりしていません。おそらく、カッコウは日本人になじみが薄いのと、ハトが子供に分かりやすく、平和のシンボルにもなっている好イメージから「ハト時計」として、いつのまにか定着をしていまったようです。

今度、機会がありましたらハト時計の鳴き声を聞いてみてください。「ポッポー」ではなく「カッコ~」と間違いなく鳴いています。

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