真珠と近鉄バファローズ

DIARY

大阪にかつて存在した近鉄バファローズという球団がありました。球団設立当時は、「近鉄パールス」という名前で近鉄沿線の志摩地方が真珠の養殖が盛んなことから命名されました。

難しいとされていた真珠の養殖に成功をしたのが、御木本幸吉氏。

今日が命日です。

彼の技術は世界の真珠の流通を変えました。御木本氏が養殖に成功するまでは、天然真珠の名産地で真珠の世界市場を席捲していたクウェート。クウェートは、日本での養殖施行により壊滅的なダメージを受けました。そして、外国資本による石油採掘事業に乗り出すことになり、世界有数の石油産出国になりました。彼の偉業が国を動かしたというのは面白いですね。

そして、もう一つ。

志摩地方が彼のおかげで真珠の盛んになったと書きましたが、彼のおかげで日本が世界に輸出をした単位があります。それは、「匁」

日本で古くから使われてきた長さの単位「尺」、重さの単位「貫」があります。最近がほとんど使われることがなくなりましたが、真珠の取引で国際的に今現在も使われている単位です。これは、「真珠の養殖を世界で初めて実用化したのが日本」だったからです。アルファベットで「momme」と綴られ、略号として「mon」が使われています。(グラム、カラットを用いられる場合もあります)このように国際舞台で活躍する「匁」。「御木本氏の努力と日本産真珠の素晴らしさを引き継いでいる養殖業者の偉業のおかげ」という言葉以外は見つからないような気がします。

参考までに・・・、一匁は3.75グラムと決められています。ほぼ、5円玉の重さと同じです。ちなみに、「貫」は匁の千倍で真珠養殖業者が真珠販売加工業者の取引に使われています。

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